## 政令指定都市の地位を捨ててまで?

大阪都構想、というか大阪市の5分割案についての投票が
来週の日曜日にあります。

私は今たまたま大阪に住んでいるだけで、根があるわけではありません。
結婚して子供ができれば話は別ですが、今のところ浮いた話は
ありません。

だから結果がどうなろうと別にどちらでもよいですが、
私は「反対」しようかと思っています。

理由は…大阪市が政令指定都市の地位を捨てるのは
もったいないんじゃないかと思うからです。新たにできる
特別区は市町村と同等、人によっては中核市と同等と言います。
どちらにせよ、確実に地域行政の裁量は少なくなります。

また大阪府が大阪都になれるという確実な根拠はないそうです。
そういう法律がないからです。大阪市を5分割すると
政令指定都市でなくなるのは地方自治法により明らかです。

## 神奈川県と横浜市での二重行政の弊害はあるのか?

それともう一つは他の政令指定都市で二重行政の弊害が
あると主張しているところがないからです。

個人的な体験ですが、私は昔横浜市民でした。でも特に
二重行政の弊害を感じたことはなかったです。子供だったから、
というのもありますが、市でやることは市で、県でやることは
県でやっていたように思うのです。とりたてて問題になるような
ことはなかったように思います。

川崎も政令指定都市、相模原も政令指定都市です。
これらの自治体が特別区を作ろうと考えて神奈川都構想なる
運動を展開しているならそれなりにメリットがあるのかもしれない
と思いますが、相模原なんかは政令指定都市になれて嬉しい、
みたいな感じなのです。政令指定都市になれば県からいろいろと
権限を移譲されるので、地域サービスにも熱が入るというものです。

つまり大阪だけが逆行しているわけです。そちらに未来があるのかも
しれませんが、現状のメリットを捨てて不安定な状況を続けながら、
将来に期待するというのは地域行政の安定性をいたずらに放棄する
ものだと思うのです。市町村という基礎自治体は住民生活に
密接に関係するものです。やはりある程度の安定性・永続性は
必要ではないかと思うのです。

## 単に大阪の区を24から5にするのなら

この投票が単に大阪の区を24から5にして、大阪市はそのまま
残して、市の権限の多くを新しい区に移譲するというのなら
私も反対はしないと思います。

まあでも政令指定都市の権限を移譲することはできないでしょうから
これも絵に描いた餅ではあります。

ただ大阪市はそのままで、区割りを24から5にしてみて
状況がどうなるか、もっと
変革すべきなのかについて検討を重ねるという緩やかな
移行だとしたら私にとっては反対する理由はありません。