## 心の余裕

最近になって心の余裕ができたのか、お茶が飲みたくなりました。
ティーバッグでのお茶やペットボトルのお茶はよく飲みますが、
あれは本当のお茶じゃない。やっぱり急須で淹れたお茶じゃないと。

ここ10年くらい自分で急須で淹れたお茶は飲んでいないような
気がして、近くのお茶屋さんに行きました。

ちょうど新茶の季節。新茶を買いもとめました。急須や茶筒も
ないので、それも一緒に。

お茶の値段なんてあってないようなもの。高いのが安いのよりも
おいしいのは一般的ですが、その値段が妥当かについては
いろいろあってわかりません。あるお店で100g1,000円のお茶が
他のお店では100g1,500円で売っていても不思議ではありません。
ましてセールで値引きされていたりするともっとわからない。
本来は100g3,500円のお茶が100g2,000円と書かれていても、
元の値段を信用できるのか。そんなものです。

その場合はっきりしているのはそのお茶が100g2,000円で
売られているということだけ。
それを基準に自分の舌を信じてお茶屋を評価しないといけないです。

ということで、久しぶりだし、お茶屋を評価するためにも
一番高い新茶を買いました。宇治茶です。
100g2,350円くらい。まあそんなのを買っているんじゃなくて
借金返せって話ですけどね。でも心の余裕のほうが大事です。
心の余裕がないと借金も返せない。

## 評価

お茶(煎茶)は針のように細く、淹れ終わったあとの茶葉が
お茶の葉の形をしているのがよい、と言われています。

今回のお茶は針のように細い点では合格。茶葉の形は
割りとよく開きましたが、茶葉の形ではなくやっぱり機械で
摘んだのだろうという形でした。

機械で摘むと刃の鉄分が茶葉に付いてよくない、やっぱり
手摘みじゃないと、という人もいます。摘んだ人が
美人か不細工かで味が違うという人もいますが、
私はそこまでわかりません。

そもそも私のお茶の淹れ方は雑なので、あまりこだわるほう
ではないです。お湯をざぶっと入れて最後の一滴まで注ぎ切る
程度です。日常のお茶ならそれでいいでしょうが、良いお茶では
もったいないですね。

それに久しぶりなので、お茶の適量も感覚が鈍っています。
最初は少なすぎ、徐々に多くして、注ぐまで時間をおいたり
していろいろ試行錯誤の連続でした。

ただやっぱりいいお茶だという気はしています。会心の一杯には
まだほど遠いですが、素質がよくて嫌味がない。普段飲むのには
もったいないです。

今後も試行錯誤を重ねて、心の余裕を得る会心の一杯にたどりつけたら
と思います。

## 茶道部

これはあまり人に言ってなかったことですが、高校生の一時期
茶道部(裏千家)に入っていました。
お茶について意気投合した友人(男子)と二人で入部しました。

男子で茶道部に入るのはちょっと珍しいことですが、おかしいこと
でもありません。

同学年の女子部員からは白い眼で見られましたが、お茶の先生や
先輩の女子部員からは歓迎を受けました。特にお茶の先生は
男子を教えられることが嬉しいようでした。男子のお点前は
女子とちょっと違うんですよ。その辺を教えられることに
楽しみを感じておられたようです。

記念祭(文化祭)でもお点前を披露しました。拙いお点前でした
けどね。でも母の病状が悪化したりしたので、次第に足が
遠のき、自然退部になってしまいました。

今ではもうすっかり忘れてしまいました。また習いたいかというと
うーん。お茶ってお金がかかるんですよね。道具に凝りだしたり、
お点前のときに掛ける掛け軸にこだわったりするとキリがありません。
和装も高いし、そこまでの余裕はありません。

でも飲み方くらいは思い出したいとは思います。
それも忘れてしまったので、恥しくて茶道部に入っていたというのは
人には言えなかったのです。