大学で初めてUnixワークステーションを触ってから
25年経ちました。

仕事はWindowsが多かったものの、私の根底にはUnixの血が
流れていたと思っています。

何度も書いていますが、今パソコンでLinuxを使えるというのが
どんなに嬉しいことか。昔ワークステーションを思う存分使い
たかったのですが、その夢が実現しているのです。多くの
フリーソフトウエア、オープンソースの開発者の方々に
感謝しています。

## 端末こそ窓

しかしX Window Systemも息が長いですね。そろそろWaylandという
新たなディスプレイサーバがとって代わるのかもしれませんが、
X Window Systemのアプリケーションをサポートするようです。

最初ワークステーションにログインしたときにはktermが3つ
開きました。ウインドウマネジャーは当時高機能だったtwmでした。
twmは今でも使われているのか、Linuxディストリビューションに
バンドルされています。

EmacsはすでにXに対応していたので、ktermからemacs &として
起動したものでした。

その当時のインプリントなのかわかりませんが、今でも
端末エミュレータを2個以上開いています。端末エミュレータが
ないと何か息苦しさを感じます。窓がないような感じです。

そしてEmacs。1文字も書かない日がよくありますが、必ず
立ち上げます。25年も使っているとviもEmacsも使えますが、
日本語の文章を書くときにはEmacsですね。ちなみに
EmacsのパッケージのEvilというものを使っています。
Emacs上でvim(viの機能強化版)をエミュレートするものです。
ですからEmacsとviのいいとこどりをしているような感じです。
やっぱりテキスト操作はviが優っていると思います。

## /bin/su – root

UbuntuというLinuxディストリビューションではrootでの
ログインができないようにしてあって、管理者権限で行う作業は
sudoでやるようになっています。これはこれで見識だと思います。

でも私の使っているFuntoo Linuxではそのような制限がないので、

> /bin/su – root

でrootにした端末エミュレータを常時起動しています。

常時起動しているなんて言ったら、昔なら怒られてしまいますね。
必要なときのみrootになりなさい、って。でも今は家で使って
いるので、他の人に使われる心配はありません。なのでだらけて
rootの端末エミュレータを常時起動しています。

その割りに守っているのが

> /bin/su – root

です。たぶん「su」だけでもいいのですが、suがPATHのどこかに
悪意あるプログラムとして置いてある場合、セキュリティ問題に
なります。ちゃんと「/bin/su」と指定しないと駄目だよ、と
アドバイスされたのを守っています。「-」はroot権限だけでなく、
rootとして新たにログインした状態になるようにという設定、
そして「root」とrootになることを明示しています。

こちらも考えてみたら自分しかこのパソコンを使っている人は
いないので、悪意あるsuをインストールする人はいませんよね。
ただディストリビューション側でsuというコマンドがどこかに
置かれる可能性がないとは言えないので、まあ守っています。

## rootでログイン?

若い人がroot権限が必要なプログラムが多いというので、
ディスプレイマネジャーからrootでログインしていたのには
驚きました。私に「便利ですよ」とお勧めまでしてくれました。

古いUnix使いの私にはちょっと考えられない。そもそも
ディスプレイマネジャーがrootログインを許可するのが
変じゃないかと思います。でもできちゃうみたいですね。
いくら便利でも私はやりませんが。

最初からrootというのはUnixのアクセスコントロールを
根底から覆すものだと思うのです。セキュリティ問題になるというので、
loginプロンプトからのrootログインを禁じたところもあるというのに。
時代と言えば時代ですが、やっぱり口やかましい先輩も必要なんじゃ
ないかと思います。でも私はお説教はしませんでした。(日和った)

## make一発

Joelの『[Joel on Software](http://amazon.jp/dp/4274066304)』
では成果物はコマンド一つでできあがらないといけない、という
ことが書いてあります。これをやってこれをやってというふうに
成果物を作るのに手順があると、いざというときに間違える危険が
あるというのです。

私もそれを守って、久々にMakefileを書いて、makeでコンパイルして
必要なところに置く(までやったかな)ようにしてみました。

自分にとっても便利でしたが、その若い人にも便利だったようです。
私の成果物を使うのですが、「どうやってインストールするんですか?」
と聞かれて「make」と打てばいいんだよ、と教えたら
「それだけでいいんですか!」と驚いていました。
以後は私のソースが改版されるごとにmakeで新しくしていったようです。
こんなに単純にインストールできるなんて思ってもみなかったん
でしょう。よく手順書がありますが、それが必要だと思っていた
ようです。

うーん。Joelは偉大だ。